生活習慣病が急増、経済成長につれ―中国

Record China    2008年12月14日(日) 13時34分

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12日、中国では現在、経済成長と比例して生活習慣病が急激に増加。都市化された生活スタイルや食生活の変化、運動不足が原因だという。写真は07年、ジムでダイエットに励む南京市民。

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2008年12月12日、11日付仏AFP通信の報道で、中国では現在、経済成長と比例して生活習慣病が急激に増加していることが分かった。「環球時報」が報じた。

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中国で改革・開放政策が始まってから30年が経ち、人々の生活は豊かになったが、都市化された生活スタイルや、食生活の変化、運動不足が原因と見られる病気が明らかに増えているという。中国疾病予防管理センターの統計によると、02年には2億人が標準体重を超えており、6000万人が肥満症だということがわかった。また、18歳以上のうち1億6000万人が高血圧で、1991年と比べて31%も増加している。

世界保健機関(WHO)の韓卓昇(ハン・ジュオション)代表は、喫煙やマイカーの普及などによる運動不足、高脂肪食など健康を害する要素が増加の一途をたどっていると話す。医療水準の向上によって、中国人の平均寿命は大幅に上がったが、英医学誌「Lancet」に掲載された報告によれば、今後10年間で慢性疾病が増え、これ以上伸びないという。

韓氏によれば、生活習慣病の蔓延は大きな経済問題にも発展し、今後10年間で5000億ドル(約44兆8430億円)もの経済損失をもたらすと予測されている。(翻訳・編集/岡田)

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