歯のフッ素症患者1000万人超、原因は石炭燃焼による大気汚染―貴州省

Record China    2008年12月10日(水) 8時48分

拡大

8日、中国衛生部と貴州省は、同省で多発する石炭燃焼による大気汚染が原因の「フッ素中毒」撲滅を目指した協議書に署名した。写真は貴州省の農村。

(1 / 8 枚)

2008年12月8日、中国衛生部と貴州省は、同省で多発する石炭燃焼による大気汚染が原因の「フッ素中毒」撲滅を目指した協議書に署名した。中国新聞網が伝えた。

その他の写真

石炭燃焼によるフッ素中毒は中国特有のもので、汚染地域は全国13省(区、市)、199県、1354村にわたり、対象地域の居住者は3320万人に上る。うち「歯のフッ素症(斑状歯)」の患者は1600万人余り、「骨フッ素症」の患者は200万人に上ると報告されている。貴州省はそのうち最も被害が深刻な省で、歯のフッ素症の患者数は全国の30%を占める1000万人、骨フッ素症は同50%100万人余りを占めるとされる。

衛生部の陳竺(チェン・ジュー)部長は、「2010年までにフッ素中毒の流行を抑えたい」とする目標を掲げ、排煙設備の設置や石炭以外のエネルギーに転換させるなどの対策を急いでいる。(翻訳・編集/NN)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携