3つ星以上のホテルで使用の食器類、消毒合格率6割!―北京市

Record China    2008年12月7日(日) 8時34分

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5日、北京市の飲食店やレストランで利用されている「パック入り消毒済み食器セット」や、ホテルなどで洗浄・消毒して使われている食器は非常に不衛生だという。写真は消毒済み食器セット。

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2008年12月5日、北京市の飲食店やレストランで利用されている「パック入り消毒済み食器セット」や、ホテルなどで洗浄・消毒して使われている食器類は非常に不衛生である事が分かった。「生活時報」が伝えた。

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北京市内のある食器消毒企業では、コスト削減のために工業用の洗剤や工業用パックを使っているだけでなく、洗浄機械や消毒設備も無く、洗いからパック詰めまですべてを手作業で行っている。こうした例は特殊ではなく、市内200社以上の食器消毒企業のうち、消毒の要件を満たせない零細企業や無許可営業などのいわゆる「ヤミ企業」が50%近くを占めているという。

ヤミ企業が多い原因について、業界関係者は「04年の法改正によって衛生許可証が不要となり、営業許可だけで簡単に参入できるようになったこと」を指摘する。さらに、「開業後に管理する政府部門がないため、衛生基準から消毒の内容まで全て企業任せである点も大きな要因だ」と語る。

また、自社で食器類の洗浄・消毒を行っている3つ星クラス以上のホテル112社を北京市の衛生部門が調査したところ、消毒に関する合格率がわずか60%に過ぎなかった、という結果も発表されている。

こうした状況について、専門家は「政府が関連法規を整備して業界を管理すべきだ」と指摘するとともに、消費者に対しては「見た目やにおい、手触りなどから食器が衛生的か否かの判別能力を身につけることも重要だ」と話しているという。(翻訳・編集/HA)

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