Record China 2008年11月28日(金) 22時35分
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27日、南アフリカのダーバンでこのほど開かれた「WHOたばこ規制枠組み条約第3回締結国会議」で、世界一の喫煙大国である中国は国際条約のガイドラインを実行せざるをえない状況に。写真は中国南京の喫煙者。
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2008年11月27日、南アフリカのダーバンで11月17日から開催されていた世界保健機関(WHO)たばこ規制枠組み条約第3回締結国会議が、22日に閉会。この会議上、締結国とNGOの代表は中国について「禁煙活動に非積極的な国家」と評価。最も恥ずべき「灰皿賞」を授与した。その理由について、「中国はきれいな灰皿は欲しがるが、国民の健康は欲しがらない」ことをあげている。「国際先駆導報」が報じた。
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不名誉な「灰皿賞」受賞後、中国政府代表団は参加国の意表を突く形で名誉を回復した。たばこ規制枠組み条約第5条3項(たばこ規制に関する公衆衛生政策をたばこ産業の商業利益および他の既得権益から保護するガイドライン)に対し、一貫して反対の立場をとり続けてきた中国が、一転、支持を表明したのである。中国政府が同国のたばこ産業との蜜月関係を断ち切る決意を示したものとして、中国政府代表団が会議場を退出する際には、会場を取り巻くNGO団体から大きな拍手と歓声が起こったという。
この劇的な場面からも分かるように、世界最多の喫煙人口を有する中国の禁煙への取り組みは国際社会の注目を集めている。だが、今回の中国政府のガイドライン支持表明は、「たばこ規制」への長く険しい道のりの第一歩にすぎない。(翻訳・編集/本郷)
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