<中華経済>中国の鉄鋼ブームが終結、9割が生産停止へ―河北省

Record China    2008年11月27日(木) 15時40分

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26日、内外鋼材市場の縮小や世界的金融危機の影響により、中国の鉄鋼価格が大幅に下落している。「鉄鋼王国」である河北省では関係企業の9割が生産停止に追い込まれている。写真は河北省の炭鉱。

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2008年11月26日、中国新聞社によると、国内外での鋼材市場が縮小したことで中国の鉄鋼価格が大幅に下落している。最新の統計によれば、鉄鋼産出量が11年連続で国内トップだった河北省では、関係企業の9割が生産停止に追い込まれている。

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河北省は鉄鋼産出量1位で中国を代表する「鉄鋼王国」。07年、同省の鉄鋼粉(鉄鉱石の粉)産出量は8730tで、世界産出量の7.73%を占めるほどだった。7年連続で鉄鋼業は大きな成長を続けたが、08年8月で成長はストップ。鉄鉱石が半値以下に下がったほか、金融危機の影響により、中国の鉄鋼業は転換点を迎えるところとなった。9月以降、同省では生産停止に追い込まれる鉄鋼企業が相次ぎ、省冶金鉱山管理事務局の調べでは、現在ではほぼすべての企業が生産を停止している状態で、「鉄鋼業の黄金時代は終わった」と話している。

河北省では関係企業への資金投入を含め支援態勢を強化する構えで、この不況を機に業界の再編を進め、技術力の向上や産業構造の改革を行うという。省冶金協会は、中国は工業化、都市化が進んでいる状態であることから、国内消費や投資需要の潜在的可能性はまだまだ大きいとして、鋼材や鉄鉱石市場の低迷は長期化しないとの見方を示している。(翻訳・編集/岡田)

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