Record China 2008年11月25日(火) 12時15分
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21日、鳳凰衛星TVの何亮亮論説委員は、香港「大公報」紙上で、ソマリア沖で頻発する海賊行為に対し、中国は海軍を同海域に派遣し各国と共同で安全を守るべきであると主張した。写真は中国海軍のミサイル駆逐艦「深セン」号。
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2008年11月21日、鳳凰衛星TVの何亮亮(ホー・リャンリャン)論説委員は、香港「大公報」紙上で論文「中国はアデン湾に出撃すべき時」を発表し、ソマリア沖で頻発する海賊行為に対し、中国は海軍を同海域に派遣し各国と共同で安全を守るべきであると主張した。「環球網」が伝えた。
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紅海とインド洋を結ぶアデン湾に面するソマリアでは、1991年以来ほぼ無政府状態が続いており、一部住民が周辺海域での海賊行為を「一種のビジネス」として行っている。同海域で昨年発生した海賊事件は26件だったが、今年は1〜9月で63件と世界の海賊事件の約3分の1を占めるまでに急増。影響で、被害を避けるためにスエズ運河を通過せず南アフリカの喜望峰経由で運行する船が増え、海運業界にとって時間やコストの大幅な負担増となっているという。
こうした状況を踏まえ、何委員は「頻発するソマリア沖の海賊事件は国際海運業界に大きな影響を及ぼし、その危険性はテロに匹敵する」と指摘。「中国の輸出入は大部分が海運によるものであり、中国船の保護は中国経済の発展に欠かせない」とし、「国連安保理でも積極的な取締りを関係国に求める決議を全会一致で採択した。海軍派遣の法的な根拠もある」と主張。「海軍を派遣し、各国と協力してソマリア周辺海域の安全を確保することは、中国の世界に対する義務でもある」と結んでいる。(翻訳・編集/HA)
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