Record China 2008年11月22日(土) 8時43分
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19日、中国式コミュニケーションの代表といわれる、携帯電話による「ショートメッセージ(=メールの一種)」。その発信数は1日約10億通以上にも達しているという。写真はショートメッセージを打つ中国人女性。
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2008年11月19日、中国式コミュニケーションの代表といわれる、携帯電話による「ショートメッセージ(=メールの一種)」。その発信数は1日10億通以上にも達しているという。「中国新聞網」が伝えた。
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中国に同メッセージが導入されてから10年足らずにもかかわらず、これだけ重宝されているのにはいくつかの理由があるという。
1つ目は、内向的で口下手な多くの人々に、手軽でかつ含蓄を含む表現方法として持てはやされていること。続いて、経済的な理由。最も早く、最も安い連絡方法として優れていること。3つ目は、春節(旧正月)など記念日の際のコミュニケーションに便利なこと。今年の春節には約170億通のショートメッセージが飛び交ったという。
さらには、一度に大量の相手に通知できること。2007年に福建省厦門市で発生した工業用原料工場の建設問題の際、市民の間でこの原料が有害物質だという認識が広まり、建設計画が変更されるという画期的な出来事が起こった。このとき市民間で利用された伝達方法の1つがショートメッセージだった。また、導入初期のiPhoneに、同メッセージの「転送」「グループ発信」機能がなかったため売行きに影響したと言われたほどだった。
一方で、公共的な利用も進んでおり、災害情報や突発事項の市民への一斉通知などにも活用されている。
しかし、迷惑メールや詐欺などの犯罪に利用されることも多く、この方面での対策の立法化が急がれているという。(翻訳・編集/HA)
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