亡命チベット人、特別会議で「内部分裂」か―中国メディア

Record China    2008年11月21日(金) 15時9分

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20日、チベット亡命政府のあるインドのダラムサラで17日から始まった世界各地の亡命チベット人代表による特別会議で、若年層と長老の間で激しい内部分裂が起きていると中国紙が報じた。写真はチベットの風景。

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2008年11月20日、中国紙「環球時報」は、チベット亡命政府のあるインドのダラムサラで17日から始まった世界各地の亡命チベット人代表による特別会議について、「若年層と長老の間で激しい内部分裂が起こっている」と報じた。

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チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世はこれまで、独立ではなく「高度な自治」を求め、中国との「対話路線」を続けてきた。だが、中国政府はこれを頑なに拒否。難航する現行路線に、ダライ・ラマ14世は今年11月初めの来日時に「チベット人の間で批判が起きている」と発言、路線転換の可能性も示唆していた。

記事によると、特別会議では「独立路線への転換」を求める若年層と「対話路線の維持」を主張する長老達との間で、激しい議論が交わされている。また、米AP通信の記事も引用し、「急進派の中にはもっと激しく戦うべきだとする意見や、中国のインフラ設備を破壊するといった過激な発言も出ている」と報じた。

記事はこのほか、中国外交部の秦剛(チン・ガン)報道官が、18日の記者会見で「チベット独立派のいかなる企ても全て失敗に終わる」と述べたと紹介。今後も中国政府が考えを曲げることは一切あり得ないと強調した。(翻訳・編集/NN)

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