<金融危機>欧米の国有化救済、「社会主義の面影」と嘲笑―中国

Record China    2008年11月19日(水) 7時58分

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17日、ドイツの中国語メディアの報道によると、欧米各国が危機に直面した金融機関を国有化することによって救済を進めている状況について、中国サイドは「社会主義の面影がある」と嘲笑しているという。写真は中国の証券取引所。

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2008年11月17日、ドイツの中国語メディアの報道によると、欧米各国が危機に直面した金融機関を国有化することによって救済を進めている状況について、中国サイドは「社会主義の面影がある」と嘲笑しているという。「環球時報」が伝えた。

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金融危機への対応を協議するため、主要8か国(G8)に加え、BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)などの新興国を含めた世界20か国・地域(G20)による緊急首脳会議(金融サミット)がワシントンで開催され、主要各国は世界規模の金融危機に対しては新興国の協力なしには克服できないとの認識を強めたという。

一方で、自由主義経済を提唱してきた欧米各国が、危機に直面した金融機関を国有化することによって救済を進めている状況について、中国サイドは「社会主義の面影がある」と嘲笑していると紹介し、ある経済アナリストは「特に米国はこうした批評を受けざるを得ない」と指摘しているという。同アナリストは「中国を含めた新興国に対しあれこれ指図してきただけでなく、社会主義はダメだ、国家の関与はダメだと散々言ってきたのだから」とバッサリ切り捨てている。

また、「先進国家は今後新興国に対し、これまでのような優越感をもつことはできないだろう」とし、「経済のグローバル化が各国を政治上で近づけ、今回の金融危機によって各国の真の実力が試されている」との認識を示しているという。(翻訳・編集/HA)

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