<中華経済>来年の世界GDP成長、半分が中国―エコノミスト

Record China    2008年11月19日(水) 9時5分

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17日、中国のあるエコノミストは「世界的な不景気が拡大する中で、世界の国内総生産(GDP)成長のうち、今年は中国の成長によるものが4分の1を、来年は半分を占めよう」と語った。写真は南京の建築現場。

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2008年11月17日、上海市で開催された「中国金融市場年会」で、中国国際金融有限公司(CICC)の哈継銘(ハー・ジーミン)首席エコノミストは「世界的な不景気が拡大する中で、世界の国内総生産(GDP)の成長のうち、今年は中国の成長によるものが4分の1を、来年は同2分の1を占めるだろう」と語った。「毎日経済新聞」が伝えた。

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哈氏は「世界経済が衰退期に差し掛かり、中国の輸出産業も大きな影響を受ける」とした上で、「政府が発表した4兆元(約57兆円)に上る景気刺激策は、中国のGDPを2010年まで毎年約2ポイント押し上げる計算になり、この間の成長率は8%台に達するだろう」との見方を示した。

一方、スタンダードチャータード銀行(中国)の高級アナリスト・王志浩(ワン・ジーハオ)氏は「企業の資金繰りが悪化しており、政府がどこまでサポートできるか次第だ。景気刺激策のGDPへの影響などについては現段階ではなんとも言えない」と、哈氏とは異なり慎重な考えを述べた。

また、ゴールドマン・サックス(アジア)有限責任公司の胡祖六(フー・ズーリウ)董事総経理は「今回の金融危機は98年のアジア通貨危機よりも深刻だ。欧米各国が不況入りして輸出産業が影響を受けているため、今後の発展は内需をいかに拡大するかにかかっている」と語った。

なお、内需拡大の具体策に関しては、各氏とも「医療・衛生や教育に対するサポート、年金制度などの完備」を挙げた。(翻訳・編集/HA)

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