「ニセモノは社会の反映」まじめに生きると損する―中国紙コラム

Record China    2008年11月17日(月) 12時24分

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16日、カナダ在住のコラムニスト・陶短房氏は中国人留学生50人が偽造証明書を使って英ニューカッスル大学で退学になった事件に関してコメントした。写真は福建省泉州市で押収された偽造証明書製作用の印。

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2008年11月16日、カナダ在住のコラムニスト・陶短房(タオ・ドゥアンファン)氏は中国人留学生50人が偽造証明書を使ったため英ニューカッスル大学で退学になった事件に関するコメントを発表した。新京報が掲載した。

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今月11日、英ニューカッスル大学は中国人留学生50人を退学処分とした。英語のレベルが極めて低かったため書類をチェックしたところ、卒業証明書や英語試験の成績証明書が偽造であることがわかったという。陶氏は今年5月にカナダで史上最大と称された偽造事件が摘発されたことも指摘した。容疑者5人はいずれも中国人留学生で、インターネットを通じてパスポート、学位証明書、成績証明書などを販売していたという。

もちろんこうしたニセ証明書は海外でのみ流通しているものではなく、中国国内でも極めて一般的だ。陶氏はこうした現象は中国社会の反映だと指摘する。証明書に限らず、ニセモノ製品、ごまかしの広告、さらには政治家が自己の業績をでっち上げることなど、悪しき風習は後を絶たず、まじめに生きる人間が損をする社会になっているという。陶氏は現在のような道徳と信用とを失った社会は決して長続きしないと指摘し、悪しき風習を取り払うことが急務だと訴えている。(翻訳・編集/KT)

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