2008年11月14日、中国国産自動車メーカー首位の奇瑞汽車有限公司（Chery Automobile）とタイ奇瑞栄創有限公司（Thai Chery Yarnyon）が安徽省合肥市で調印式を行った。これにより中国ブランドの自動車が正式にタイ市場に参入し、その他の東南アジア市場の販売へ本腰を入れることになる。15日付け中国新聞ネットが伝えた。

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タイ奇瑞栄創有限公司は、世界最大の中華系複合企業の1つであるCPグループ（正大集団）と栄創集団により設立され、奇瑞自動車の生産を請負い、タイにおける奇瑞自動車の正規代理店としてその他東南アジア諸国も含め販売を行う。タイ奇瑞栄創集団董事会のVithit Leenutaphong主席は、中国ブランドの自動車がタイの発展を促進し、消費者に愛されるブランドになりたいと述べた。

タイは自動車産業が非常に活発で、年間販売台数は65万台前後。世界の有名自動車メーカーの工場も多い。栄創集団はタイの自動車業界で45年の実績を持ち、ヨーロッパ系の自動車の組み立て、小売を一手に請け負っている。世界的な金融危機のあおりを受け、自動車産業も影響を受けており、タイの政府、企業は外国企業主導の利益操作に頼る必要のない国産自動車産業を確立させる必要性に迫られる。国産自動車産業のレベルアップが、国民経済の発展にも重要な課題となっている。（翻訳・編集/中原）