真実を伝えたい、規制のはざまで戦う市民ジャーナリスト―中国

Record China    2008年11月11日(火) 11時51分

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10日、ボイスオブアメリカの中国語版ウェブサイトは中国の市民記者に関するコラムを掲載した。写真はメディアが報道しない事件の裏側をブログで発信し続ける中国人ジャーナリスト・周曙光氏。重慶市の立ち退き問題も同氏が報じた。

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2008年11月10日、ボイスオブアメリカの中国語版ウェブサイトは中国の市民ジャーナリストに関するコラムを掲載した。

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著名な市民ジャーナリストにして、ブロガーの北風氏によると、中国政府の厳しいメディア規制、インターネット規制があるとはいえ、そのわずかなすき間を縫うようにして中国の市民メディアは発展を続けているという。昨年、北風氏自身が報道した福建省アモイ市のパラキシレン工場建設問題、また世界中の注目を集めた重慶市の「史上最強の立ち退き拒否」事件なども市民ジャーナリストの報道がきっかけとなった。

中国政府はこうした市民ジャーナリストの活動に監視を強化しており、インターネットでの意見発表を理由に逮捕された者は2008年だけで51人に上るという。また昨年1月には住民に暴行を加える都市管理局員の姿を撮影した魏文華(ウェイ・ウェンホア)氏が、暴行され死亡した事件も発生した。

こうした政府の敵視に対し、市民ジャーナリストは必ずしも反政府的な存在ではないと北風氏は言う。情報規制によって人々の目をごまかすのではなく、真実を伝えることによって初めて胡錦濤(フー・ジンタオ)政権が目指す「調和社会」は達成されるはずだと発言、苦しい環境の中、戦いを続ける市民ジャーナリストの意義を強調した。(翻訳・編集/KT)

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