米ヒル国務次官補、6か国協議の再開を目指し訪中―上海市

2006年9月11日、アメリカのクリストファー・ヒル国務次官補が、上海市に到着して記者会見を行った。この訪問を通じて、北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議を再開する狙いだ。ヒル国務次官補は今年7月10日、日本を訪れて麻生太郎外相と北朝鮮のミサイル発射問題について会談を行っているが、今回の東北アジア訪問は9月4日の日本到着に始まり、翌5日から10日にかけて中国に滞在、11日に韓国に向かう予定だ。国務次官補の中国訪問中に、中国外交部の武大偉（ブ・ダイイ）副部長、崔天凱（サイ・テンガイ）部長補佐、何亜非（ヘヤフィ）部長補佐はそれぞれヒル国務次官補と会談を行い、6か国協議や中米関係など、共通の関心を持つ事項について意見を交換した。なお、北朝鮮の金正日国防委員長の中国訪問説について、ヒル国務次官補は「何も情報を持っていない」と述べたという。

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