環境破壊で絶滅が急増、国際学術フォーラム開く―雲南省

Record China    2008年11月3日(月) 16時11分

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30日、中国雲南省で27日から3日間の日程で、「第3回植物資源の持続可能な利用」に関する国際学術フォーラムが開催された。写真は07年、貴州省に世界23か国から地質・古生物の専門家55人が集まり地質調査が行われた。

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2008年10月30日、中国雲南省で27日から3日間の日程で、「第3回植物資源の持続可能な利用」に関する国際学術フォーラムが開催され、世界9か国から93人の専門家が出席した。新華網が伝えた。

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フォーラムによると、人口増加や食料、エネルギー、生態系などの危機に直面している人類は今、再生不能資源の過剰消費から再生可能資源の利用促進へと大きく変化している。植物資源の研究やその持続可能な利用の度合いが、その国が環境先進国であるかどうかを決める重要な基準になっているという。

また、土地や生物資源の過度な開発と利用によって、生物多様性の減少が進んでいることも問題点として取り上げられた。速いスピードで進む工業化や都市化、人口増加などの環境変化に、生物が適応出来なくなっている。適応できない生物は進化や繁殖に問題が生じ、やがて絶滅を迎える。生物の絶滅率が高くなると、生物多様性が損なわれ、地球生態系の破壊にもつながる。そのため、生物多様性の保全は、21世紀の人類にとって最も重要な任務の1つであると指摘された。

四川省と雲南省をまたがる東ヒマラヤ地区は、世界中から「植物の宝庫」と注目を浴びている。フォーラムに出席した中国科学院の郭伝杰(グオ・チュアンジエ)氏は、「この地区には、中国の約半分の種類の植物が生息している。この地区の植物資源の保護および持続可能な利用に関する研究は、中国にとっても非常に重要である」と述べた。(翻訳・編集/NN)

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