<グルメ特集・中国人の大好物8/10>究極のワンプレートごはん、たまごチャーハン

Record China    2008年11月2日(日) 16時2分

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世界3大料理のひとつにも数えられる中華料理。この特集では国民的に愛され、日常の食卓に頻繁に登場する彼らの大好物を特集する。第8回は、ワンプレートでの食事に重宝するたまごチャーハン。

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世界3大料理のひとつにも数えられる中華料理。広大な国土に無数に存在する料理の数々はグルメを自認する中国人ですら、一生かけても食べきれないほどである。この特集では国民的に愛され、日常の食卓に頻繁に登場する彼らの大好物を特集する。第8回は、ワンプレートでの食事に重宝するたまごチャーハン。人民日報(電子版)の編集。

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おかず(具)と主食を一体とする「ワンプレートごはん」の代表選手であるチャーハンの中でも、最も庶民に親しみがあるのがたまごチャーハン(蛋炒飯)である。漢代にはその原型ができていたとも言われるが、漢民族発祥の料理ではないようだ。おかず(具)と主食を一緒に食べるスタイルは西域より伝わったとも言われ、たまごチャーハンは一説には満州族が伝えたとも言われている。その証拠に、たまごチャーハンは全国の美味を結集した宮廷宴席「満漢全席」の中の1品目に数えられ、清朝歴代皇帝の好物だったという。

ちなみにたまごチャーハンの正式名称は苜蓿飯(シロツメ草のチャーハン)とされ、その発音が転じて、後には木犀飯(キンモクセイのチャーハン)とも呼ばれるようになった。ごはんに散る卵の様子がキンモクセイの花を思わせるからだろう。

その優雅なイメージに反して、たまごチャーハンは一般家庭ではどんぶりに盛り、箸でかきこんで食べるような日常食である。日本で普及している五目チャーハンと違い、卵と少量のネギ、塩で味つけするだけの簡素な料理だが、それでこそ、チャーハンのおいしさが引き立つ。シンプルであるがゆえに、火の扱いなど調理人の技量が試されるのだ。(翻訳・編集/愛玉)

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