<メラミン>湖北省産の卵からも検出、原因は汚染飼料か―香港

Record China    2008年10月29日(水) 16時45分

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28日、香港食物安全センターの発表によると、湖北省産の鶏卵から基準値を超えるメラミンが検出された。ある養鶏関係者によると、原因はメラミンに汚染された飼料にあるという。写真は湖北省のスーパーの卵売り場。

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2008年10月28日、香港食物安全センターが発表した最新の検査結果によると、湖北省産の鶏卵から基準値を超えるメラミンが検出された。26日には遼寧省大連産の鶏卵からメラミンが検出されたばかり。中国新聞社が伝えた。

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香港食物安全センターがこのほど検査を行った55サンプルのうち、牛乳、鶏卵、粉ミルクなどを含む54サンプルは合格判定が下ったが、問題の鶏卵はメラミン含有量が2.9ppmと検出され、基準値の2.5ppmを超過した。これは湖北省の湖北京山鵬昌農産品有限公司で加工・出荷されたもので、同センターは各流通先に製品の販売中止を通達した。

ある養鶏関係者によると、鶏卵にメラミンが混入する原因は飼料にあるという。一般に養鶏用飼料は豆かすと骨粉が原料で、その主成分はタンパク質とカルシウムだが、タンパク質の含有量を実際より高数値に見せるためにメラミンを配合する悪質業者が存在するという。メラミンを使用した飼料は1tあたり400元(約6000円)のコスト削減になるとも言われている。なお、劣悪飼料で飼育した鶏は、肉や内臓にもメラミンを蓄積している可能性があると専門家は警鐘を鳴らしている。(翻訳・編集/愛玉)

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