Record China 2008年10月29日(水) 13時20分
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28日、今月11日に黒竜江省ハルピン市で発生した警官6人に市民が殴り殺された事件に関し、インターネット上では大きな議論が巻き起こっている。写真はハルビン警察。
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2008年10月28日、今月11日に黒竜江省ハルピン市で発生した警官6人に市民が殴り殺された事件に関し、インターネット上では大きな議論が巻き起こっている。「瞭望」が伝えた。
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ネット上では事件が報道された当初は、被害者林松嶺(リン・ソンリン)さんへの同情と警察への批判が圧倒的だった。
その後、現場の録画映像がネットやテレビなどで放送されると状況は一変。わずか数日間に100万回以上アクセスされた映像には、屈強な林さんが武器を持って警官に何度も殴りかかる様子が映っており、「残忍すぎる」「一般市民だったら死んでいた」など警察への同情論や擁護論も多く見られた。
続いてネット上の身元調査「人肉捜査」が始まり、「林さんの親族に政府高官がいる」「叔父が国家レベルの高級幹部」などのうわさが流され、「官僚対警察の権力闘争だ」などの議論に発展。さらには「林さんはかつて薬物に手を出していて逮捕されたことがある」などの尾ひれがつき、お祭り状態に。
こうした状況に対し、専門家は「ネットの発展によって、何の変哲もない事件が非常に複雑な社会性を帯びた大きな事件に変化しやすくなっている」と警告した上で、「メディアやネットが法律や権力の過ちを正す一種の社会的な監督力を持ちつつある」と分析。また、「市民は公平で先入観を持たない態度で事柄に対応するべきで、政府は提供する情報の公開性や透明性を重視すべきである」と指摘している。(翻訳・編集/HA)
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