<ピンイン>発音記号導入50周年、「10億人がほぼ習得」―中国

Record China    2008年10月28日(火) 16時13分

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24日、中国教育部は、北京で開かれた「ピンイン教育に関する国際フォーラム」の席で、「10億人を超える中国人が、ほぼ習得した」と述べた。中国のピンイン教育は、今年で50周年を迎える。写真は、勉強する南京市の小学生。

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2008年10月24日、中国教育部(省)基礎教育局の鄭富芝(ジョン・フージー)局長は、北京で開かれた「ピンイン教育に関する国際フォーラム」の席で、「10億人を超える中国人が、ほぼ習得した」と述べた。中国では発音記号であるピンイン教育を導入してから、今年で50周年を迎える。新華網が伝えた。

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中国では1958年、「漢語●(=手へんに併のつくり)音(=ピンイン)方案」が制定され、小学校におけるピンイン教育がスタートした。当初は漢字に代わる文字として位置づけられていたが、現在では発音記号として国内外で定着している。表記方法は、Vを除くラテン文字を組み合わせた音節の上に、声調符号と呼ばれる4種類のアクセント記号を記す。国際標準化機構も標準規格として採用しており、例えば温家宝(ウェン・ジアバオ)首相なら、「Wen Jiabao」という表記になる。中国語学習者が最初に習う「初めの一歩」である。

中国政府が中国文化や中国語教育を世界中に普及する目的で開設した教育機関「孔子学院」の馬箭飛(マー・ジエンフェイ)副総幹事は、「ピンインが国際的に認められたことが、各国における中国語学習の発展に大きく寄与した」と評価する。07年公布の「中国語言生活状況報告」では、10年までに世界の中国語学習者は1億人に達すると予測されており、世界的な中国語学習ブームは熱を帯びている。(翻訳・編集/NN)

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