未成年者の85%がネット経験あり―中国

Record China    2008年10月20日(月) 21時51分

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19日、未成年者のインターネット利用が85.6%に達し、若年層に広く普及していることが分かった。 写真は「未成年入店禁止」と書かれた南京のネットカフェ。

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2008年10月19日、北京市でこのほど、党や政府の関連機関が実施した「2007年中国未成年インターネット運用状況調査報告」が行われ、インターネットを使ったことがあると答えた未成年者は85.6%に達し、未成年者の間でインターネットが広く普及していることが分かった。光明日報が伝えた。

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調査は9〜16歳までの未成年者を主な調査対象者とし、都市部と農村部など地域別の発展格差を考慮し、北京、上海重慶など10の省・直轄市、26の市・県で実地調査を行った。ネットの使用頻度は週1回が66.70%で、毎回2時間前後の使用が70%以上、使用目的は娯楽・気晴らし58.50%、学習11.90%、時事情報の収集10.30%、宿題8.80%、友達との意思の疎通6%だった。

また、最も関心のあるネット機能は「交流」で、そのツールとしてオンタイムの通信システムやブログを選んだのは20.10%。ネットゲーム経験者は73.10%だった。

一方、好ましい傾向として、57.80%はネットで知り合った友人と交流すると答えたが、その多くが実際の接触を否定、ネットゲーム・ユーザーも、ゲームの回数は約1週間に1度が36.51%、毎回のプレイ時間は1時間以下から約1時間が55.00%で、いずれも未成年者の自律的な規制がうかがえた。

このほか、専門家は問題点として、ネットを行う未成年の年齢が低下傾向にあり、未成年者向けサイトの不足や内容、サービスが不適切であることから、未成年を成人用サイトの中に放置する結果となっていると指摘。関係部門に対して、健全なサイトの立ち上げや各種規制の迅速な完成などを提言した。(翻訳・編集/汪葉月)

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