ワタリガニからホルムアルデヒド、人為的混入を排除―浙江省温州市

Record China    2008年10月18日(土) 16時48分

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16日、浙江省温州市で伝統的な食品「江蟹」からホルムアルデヒドが検出されたが、人為的混入の可能性は排除された。写真は12日、同省舟山市で獲れたカニ。

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2008年10月16日、浙江省温州市では、強い毒性を持つホルムアルデヒドが市内で販売されていた太湖産シラウオから検出されたのに続き、同市の伝統的な食品「江蟹(温州ガザミ=ワタリガニ)」からも検出された。「都市快報」が伝えた。

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江蟹からホルムアルデヒドが検出されたのは偶然だった。シラウオ問題の騒ぎがまだ収まらない中、江蟹を料理していた所にたまたま検査員が居合わせ、職業的な習慣から検査をしてみたところホルムアルデヒドを検出。

温州市では江蟹が今まさに旬の時期。「これが事実なら大問題に発展する」と考え、再度の検査を実施したところ、市内で無作為に購入したサンプル33杯すべてからホルムアルデヒドが検出された。

この結果に同市工商局は、さらに権威のある上海市検査センターへの検査委託を決定。同検査センターによると、すべてのサンプルからホルムアルデヒドが検出されたが、ホルムアルデヒドを含んでいるのは「生と冷凍のかにみそ」の部分のみで、肉には含まれておらず、煮た後のかにみそにも含まれていないことが分かった。

専門家は「海洋生物の一部は、酵素によって分解されるとホルムアルデヒドになる分泌物をもともと持っているが、煮ることによって消滅する」とし、人為的なものではないと説明している。

温州市では江蟹を生で食べる習慣も一般化しているため、関係者は「生のかにみそを大量に食べないよう」注意を呼びかけている。(翻訳・編集/HA)

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