テレビからホテルまで、改革開放30年と華僑同胞「寄贈」の歴史―中国

Record China    2008年10月15日(水) 23時36分

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改革開放から30年。華僑を中心にした海外同胞が中国にもたらしたものは、この30年で大きく変わった。カラーテレビに始まって、冷蔵庫に車、ホテルとその変遷を追う。写真は北京建国飯店。

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2008年10月14日、「人民日報海外版」は改革開放30周年を記念して、これまで海外の華僑同胞が中国にいかに貢献してきたかを説明。

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開放政策を打ち出した当初の中国は物質的にとても貧しく、人々が集まると「何番のバスに乗ってきたか?」が、あいさつ代わりになっていた。聞かれた方はたいてい「11番(歩いて来たの意。11は2本の足を表す)だよ」と答えていたものだ。このような状況を目の当たりにした華僑同胞が祖国のために行った第1の貢献は、車の寄贈である。河南省では1984年から86年の間に22人の華僑が56台の大型バスを寄贈した。当時まだ高値の花だったカラーテレビや冷蔵庫、洗濯機やビデオデッキなどの家庭電化製品も、彼らによって大量に中国国内に持ち込まれている。

1982年、北京市にできた外国人のための宿泊施設「北京建国飯店」は、華僑の陳宣遠氏と中国側が1000万ドルずつ出資して建てられたもの。このホテルは、開業10年後に陳氏が所有する49%の持ち株すべてをわずか1ドルで中国側に譲渡することになっていた。

80年代から90年代は、海外同胞によって国内各地に学校が建てられ、広東省だけでもこの20年間で1万8000か所の小中学校・高校・大学が新設あるいは増設されている。大まかな統計では、海外の華僑や香港、マカオの同胞がこの30年間で中国の公益事業に寄付した合計額は700億元(約1兆500億円)に達しており、個人で1000万元(約1億5000万円)以上の寄付を行った同胞は600人を超えるという。(翻訳・編集/本郷)

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