<汚染粉ミルク>オランウータンの赤ちゃんも腎結石、賠償請求は見送り―浙江省杭州市

Record China    2008年10月13日(月) 11時41分

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2008年10月、浙江省杭州市の杭州野生動物世界は汚染粉ミルクで育てられていたオランウータンとライオンの赤ちゃんが腎結石を患った件で、製造メーカーの三鹿集団を提訴しない考えを明かした。写真は検査を受けるオランウータンとライオン。

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2008年10月、浙江省杭州市の杭州野生動物世界は汚染粉ミルクで育てられていたオランウータンの赤ちゃんとライオンの赤ちゃんが腎結石を患った件で、製造メーカーの三鹿集団を提訴しない考えを明かした。12日、「民主・法制時報」が伝えた。

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有害物質メラミンが混入していた粉ミルクによって被害を受けたのは人間の赤ちゃんだけではない。光州野生動物世界では動物の赤ちゃん全般に三鹿集団製の粉ミルクを与えていたという。先月末に検査を実施したところ、オランウータンの赤ちゃん2頭、ライオンの赤ちゃん1頭に腎結石の兆候が認められた。ただしエコー検査では確認されず手術の必要はないという。

ここ数か月同園で生まれた動物の生存率が下がっていることもあり、治療費を含めた賠償を三鹿集団に請求するべきとの声も上がっている。しかし杭州野生動物世界は「粉ミルクと動物の結石の因果関係を証明することは難しい」として賠償請求は行わず、購入済みの粉ミルクを返品するだけに留める方針だ。(翻訳・編集/KT)

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