2008年10月10日、四川オンラインは金融危機の影響からロンドン五輪の資金集めが難航しており、イギリス政府が多大な出費を強いられる可能性が高いと報じた。

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試算では五輪選手村の建設費は10億ポンド（約1690億円）が必要。そのほとんどがスポンサーの出資によりまかなわれイギリス政府の負担額は2億5000万ポンド（約422億円）にとどまる予定だった。しかし今回の金融危機の影響で出資が集まらず、全額をイギリス政府が負担する可能性も出ているという。そのため来週にも会議が行われ、もともと3200室の建設予定を2200室に修正、4人用として計画されていた部屋に5人を入居させる計画が有力視されているという。

ロンドン五輪の予算は全体で93億ポンド（約1兆5700億円）が予定されていたが、安全対策予算の膨張もありこれを上回ることは確実視されている。そのため節約できる部分をできるだけ削ろうと北京五輪閉会式に出席したロンドン市長はエコノミークラスで中国を訪問したほどだった。また、新設予定だったメディアセンター、放送センターもおそらく建設が中止され、オフィスのレンタルでまかなわれると見込まれている。（翻訳・編集/KT）