Record China 2008年10月11日(土) 17時17分
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2008年10月、韓国紙・朝鮮日報は李明博大統領が6日にアジア欧州会議(ASEM)で日中と金融に関する首脳会談を開催したいと発言したが、両国からは反応が無く無視された状態になっていると報じた。写真は中国の証券会社。
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2008年10月、韓国紙・朝鮮日報は、李明博(イ・ミョンバク)大統領が6日にアジア欧州会議(ASEM)で日中と金融に関する首脳会談を開催したいと発言したが、両国からは反応がなく無視された状態になっていると報じた。10日付で中国紙「環球時報」が伝えた。
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米金融危機の影響が世界的に拡大しているが、なかでも韓国はウォン安、株安が続き一種のパニック状態となっている。先ごろは債券市場の外国人投資資金流出から通貨危機が訪れるという「9月危機」の風説が流れ、政府がうわさの打ち消しに躍起となる事態まで起きている。
「9月危機」を乗り切った今も緊張した状況が続く韓国だが、李大統領は日中との首脳会談と危機回避の枠組作りを発表、国民の不安を払拭しようとした。しかし日本からは「実質的な提案は聞いていない」、中国からは「まだ構想段階にあると聞いている」などと冷淡な反応が返ってくるにとどまった。朝鮮日報は、首脳会談の開催には綿密な事前準備が必要で、李明博政権の先走りは大きな失態だと批判、むしろ韓国に余裕がないとのメッセージを与えることにつながりかねないと苦言を呈している。(翻訳・編集/KT)
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