逃亡の悪徳開発業者に懸賞金、立ち退き拒否「見せしめ殺人」で―重慶市

Record China    2008年10月8日(水) 18時14分

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2008年9月、重慶市で35歳の男性・崔軍さんが殺害された。崔さんの父が不動産デベロッパーの地上げに抵抗し続けたため、見せしめとして殺されたという。写真は逃亡犯2人の写真を持つ被害者の父・崔英安さん。

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2008年9月16日、重慶市で35歳の男性・崔軍(ツイ・ジュン)さんが殺害された。崔さんの父が不動産デベロッパーの地上げに抵抗し続けたため、見せしめとして殺されたという。被害者の父・崔英安(ツイ・インアン)さんは犯人を捕まえた者に10万元(約150万円)の報奨金を出すと発表した。10月7日、華龍網が伝えた。

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2004年、不動産デベロッパー・黒龍集団は重慶市でマンション「春天花園」の開発を開始した。しかし黒龍集団が正規の立ち退き手続きを踏んでおらず、提示した保証金の金額も低かったことから、予定地に住む崔英安さんは立ち退きを拒否し、3年間にわたる交渉も全く進展しない状態が続いていた。

あくまで立ち退きを拒否する英安さんに激怒した黒龍集団の社員・冉啓富(ラン・チーフー)は塗啓兵(トゥ・チービン)に「崔さんへの教訓」を与えるよう依頼した。塗は友人である史光輝(シー・グアンフイ)、王儀華(ワン・イーホア)に暴行するよう命じた。9月16日、2人は崔軍さんを待ち受け、殴りつけた後臀部や胸部を刃物で刺し逃走した。

すでに塗、王の2人は逮捕され、それぞれ懲役12年、無期懲役の判決を受けている。しかし冉と史の2人はなお逃走中。被害者の父である英安さんは一人息子を亡くした今、財産などあっても仕方がないと話し、「警察、一般市民を問わず逃亡犯2人を捕まえた者には10万元を支払う」との公開状を発表した。(翻訳・編集/KT)

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