Record China 2008年10月2日(木) 7時40分
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9月30日、中国国家航天局局長は、アジア・太平洋地域の国々からなる宇宙研究組織の設立を目指すと語った。写真は07年10月に打ち上げられた月探査衛星「嫦娥1号」。
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2008年9月30日、新華社によると、中国国家航天局の孫来燕(スン・ライイエン)局長はイギリスで開催された第59回国際宇宙会議グラスゴー大会で、アジア・太平洋地域の国々からなる宇宙研究組織の立ち上げを呼びかけた。今年末に北京で設立することを目指し、現在9か国が加盟を希望しており、主な目的は人工衛星の応用開発だという。
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中国はすでにブラジルや国際気象衛星組織と気象衛星については協力関係を築いており、空間科学の分野ではEUやロシアとの協力関係もある。さらに月や火星の研究でも協力関係の構築を望んでいる。また、月探査衛星「嫦娥1号」のデータを国際的に共有し、研究を進めたい考えだ。
衛星の応用に関しても、地球観測のためのシステムの完成と「北斗星」ナビゲーションシステムが地球全体を覆うシステムとして完成することを計画している。2013年までに有人ミサイル技術をさらに発展させ、月の着陸をめざす。
孫局長によれば、中国の月探査は3つの段階を踏む。まず月周探索を行い、次に軟着陸、最後にサンプルの採取をめざすという。火星に関してはロシアとの衛星フォボスの探査に参加を決めており、ともに火星探査機を火星へと送り、火星の環境と磁場の研究を担当する。今後、中国の宇宙探査はますます発展を見せそうだ。(翻訳・編集/小坂)
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