2008年9月28日、香港紙「文匯報」は、12年に開催されるロンドン五輪の資金不足に悩むロンドン市長が、中国からの投資を積極的に呼び込み苦境からの脱出を図っていると報じた。

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サブプライム問題による英国経済の失速で、ロンドン五輪は今のところ、約2．5億ポンド（約469億円）の資金不足に悩まされているという。英紙「サンデータイムズ」は、北京パラリンピックに出席したボリス・ジョンソン市長が、張茅（ジャン・マオ）国家発展改革委員会副主任にロンドン五輪への投資要請と大学の共同建設を持ちかけたと報じた。張副主任も乗り気で、来月に再び話し合いの場が持たれる。中国政府はこのほか、鉄道の新路線や地下鉄の整備などに対する投資にも興味を示しているという。

英紙「インデペンデント」によると、ロンドン五輪の予算は当初34億ポンド（約6380億円）だったが、安全保障面だけで8．38億ポンド（約1570億円）もオーバーし100億ポンド（約1兆8700億円）に上方修正された。（翻訳・編集/NN）