<神舟7号>潜伏生活5日間、帰還船到着の瞬間を取材―香港紙

Record China    2008年9月30日(火) 11時35分

拡大

28日、香港紙「大公報」は、有人宇宙船「神舟7号」の帰還船着陸現場にメディア第1号として乗り込んだ記者の5日間にわたる取材記録を発表した。写真は、帰還船を捜索・救援するヘリコプター部隊。

(1 / 10 枚)

2008年9月28日、香港紙「大公報」は、有人宇宙船「神舟7号」の帰還船着陸現場にメディア第1号として乗り込んだ記者の5日間にわたる取材記録を発表した。

その他の写真

手記は以下のようにつづられている。取材クルーは23日、内モンゴル自治区フフホト市を出発し、一路北へ向かった。目的地は「神舟7号」帰還船が着陸する草原に近い牧畜民のお宅。ここに数日間“潜伏”し、当日まで極秘取材を行う予定だ。“アジト”は思ったより過酷な環境。9月末の草原は、朝方は気温が零度近くまで下がる寒さ。電力不足も深刻のため、パソコンに向かう前は下書きが必須。文字を打つのも一刻を争った。

夜は、警察の見回りが何度もやって来る。見つかったら即刻退去だ。クルーは交代で寝ずの番をした。苦労して潜伏生活を続けた5日目。帰還船到着まであと3時間という時になって、無常にも記者の1人が警察に見つかってしまった。パソコンやカメラは没収。牧畜民が懸賞金目当てに警察に通報したそうだ。

午後5時25分(現地時間)、ポンという音が聞こえると、空には赤と白の大きなパラシュートが。ヘリコプターが1機、その周りを旋回していた。5時36分(同)、帰還船が草原に着陸し、辺りはものすごい土ぼこりに包まれる。本紙クルーを乗せた三輪バイクは、真っ直ぐ目標に向かって矢のように突き進んだ。後方には別の新聞社の記者が追ってきていたが、無事1番に到着した。

7分後、中国国営中央テレビ(中央電視台)の中継ヘリコプターが飛んでくるのが見えた。(翻訳・編集/NN)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携