Record China 2008年9月20日(土) 7時53分
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18日、日本で07年10月に出版された「中国の危ない食品」の作者・周勍氏が、頻発する食品問題について語った。写真は01年5月に武漢で摘発されたニセ醤油製造工場。
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2008年9月18日、日本で07年10月に出版された「中国の危ない食品」(原題:民以何食為天)の作者・周勍(ジョウ・チン)氏が、頻発する食品問題について語った。「四川新聞網」が伝えた。
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「中国の危ない食品」は、食の安全が各国で注目される中、英語、ドイツ語、韓国語などに翻訳・出版された。日本では5万部以上売れ、中国書籍の翻訳本としては異例のベストセラーになっている。
同書は、成長ホルモンを使って養殖した水産物や、「工業塩」で漬けた漬物、肉の赤身部分を増やすために薬品まみれのブタ、下水の廃油で作った食用油、水銀で汚染された農地など、時には作者自身が身に危険を感じながら取材を続けた中国の食品問題の暴露レポート。
ここに来て再び同書が注目を集めている。食品問題が頻繁に報道されるからだけでなく、周氏は「中国人が腹ペコ状態から満腹になり、衛生にまで注意できるようになったからだ」と分析する。
また、「ブタの赤身問題の時に判った事だが、薬品を使うと見た目が良いためよく売れ、規模が大きいほど利益も大きい。汚染粉ミルク事件が多くの企業に広がっているのも同じ理由だ」と指摘する。
さらに「過去に問題のあった商品を以前と同じように買う。国外ではありえない」と中国人の食品の安全に対する認識の低さも問題続発の原因の1つだと話す。
こうした現状に、周氏は「食品の安全知識を普及させるためのサイトを立ち上げたい」と語っているという。(翻訳・編集/HA)
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