巨大プロジェクト「南水北調」中央ルート、北京への緊急給水開始―河北省

Record China    2008年9月19日(金) 9時5分

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18日、河北省にある3か所の大型ダムの水が、「南水北調」中央ルート緊急給水主水路を通り北京市に向かって放たれた。この放水は09年3月10日まで174日間にわたって行われる。

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2008年9月18日午前10時、河北省黄壁庄ダムの水門が開かれ放水が始まった。この水は国家巨大プロジェクト「南水北調」中央ルートの緊急給水主水路を通じて北京市へと向かった。「新華網」が伝えた。

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河北省水利庁建築管理所の霍国立(フオ・グオリー)所長は18日、今回の放水は同省内にある崗南、黄壁庄、王快の3か所の大型ダムが水源地であり、北京市の団城湖が最終目的地であると説明。放水期間は08年9月18日から09年3月10日までの174日間で、総水量は3億立方メートルにおよぶ。今回の輸水路は「南水北調」中央ルート京石区間緊急給水工事総主水路を利用。この主水路は河北省のコ沱河南側の古運河から北京市団城湖まで伸びており、全長307.5km。そのうち河北省内の長さは227.4kmに達する。今月28日にはこれらのダムの水が団城湖に到達する予定。

黄壁庄ダム水質調査環境観測センターの話では、北京へ給水される水は全行程追跡水質調査が行われるという。その調査内容は水温、酸性度、溶存酸素量、伝導率など30項目にもおよぶとのこと。(翻訳・編集/本郷)

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