2008年9月18日、有人宇宙船「神舟7号」プロジェクトの設計責任者の1人・周旭東（ジョウ・シュードン）氏は、中国が自主開発した宇宙服は、宇宙遊泳する飛行士のみが着用し、エアロックモジュール内で待機する飛行士が着用する宇宙服は中国製でないことを明らかにした。「東方網」が伝えた。

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周氏は、「船外活動する宇宙飛行士は中国が独自開発した1着3000万元（約4億5000万円）の宇宙服を着用する」と報道された件に関し、「独自開発の宇宙服を着用するのは実際に宇宙遊泳する1人のみ。神舟7号から出てエアロックモジュール内で待機し、船外活動の補助を行うもう1人の宇宙服は独自開発のものではない」と語り、「2着同時の作成が時間的に間に合わなかったため」と説明した。

また、宇宙遊泳に関しては、「今回は完全に自由な遊泳ではなく、飛行士は船体と特殊なロープでつながれた状態での遊泳を行う」と話し、宇宙服には宇宙で活動するための軌道コントロール装置が装備されていないことを明らかにした。しかし、同時に周氏は「中国の宇宙技術は世界の最先端を行っている。今回をステップとして、近いうちに完全に自由な宇宙遊泳も必ず実現できる」と語ったという。（翻訳・編集/HA）