<続報>異臭騒ぎ、除草剤流出の工場が隠蔽図る―上海市

Record China    2008年9月18日(木) 20時29分

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18日、上海市の農薬工場から除草剤が大量に流出し、異臭騒ぎを起こした事件で、流出元となった「上海農薬廠」が隠蔽を図ろうとしていたことがわかった。写真は異臭騒ぎのあった虹口区。

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2008年9月18日、上海市の農薬工場から除草剤300kgが流出し、異臭騒ぎを起こした事件で、流出元となった「上海農薬廠」が隠蔽を図ろうとしていたことが新たにわかった。新華網が伝えた。

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事件は15日夜、市内各地の住民から「刺激臭がする」という通報があったことから発覚。市の環境保全部門がすぐに臭気の測定を行ったが、濃度が低すぎて原因の特定に至らなかった。同部門はその後、異臭を発生させる可能性のある工場に対し、しらみつぶしの調査を開始した。

「上海農薬廠」は当初、「工場は稼働させていない」とウソの証言をしていたが、2度目の抜き打ち調査で稼働していた証拠が見つかり、誤って除草剤を流出させてしまったことを渋々認めた。上海市の条例では環境汚染事故を起こした場合、1時間以内に報告する義務があるが、今回の場合は事故から18時間経ってようやく発見された形となった。

同市では、異臭騒ぎのあった日も「空気の質測定」の結果は「良好」だったと市民から苦情が相次いだ。これについて当局は、「測定を行う成分に、除草剤のような異臭を伴う特殊なものは含まれていなかったため」と説明している。(翻訳・編集/NN)

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