国有企業の合理化促進!5年で35社以内に統廃合へ―上海市

Record China    2008年9月18日(木) 7時42分

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15日、上海市では非効率な国有企業を再編し、国有資産を効率的に活用するため、現在47社ある国有企業を今後3−5年で30−35社に削減するという。写真は国営から民営に転換した中国石油化学工業の工場。

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2008年9月15日、上海市では非効率な国有企業を再編し、国有資産を効率的に活用をするため、現在47社ある国有企業を今後3−5年で30−35社に削減する目標だという。「中国経済周刊」が伝えた。

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この骨子は、上海市委常務委員会などで承認された「上海市の国有資産・企業の改革・発展のさらなる促進に関する若干の意見」(意見書)でまとめられた。

上海市の国有資産・企業の改革目標は、上海市国有資産監督管理委員会(上海市国資委)が組織された2003年に設定された。当時は「大企業集団化」=「改革」と単純に理解され、効率の悪い巨大企業グループを誕生させ、事実上改革に失敗したケースも散見された。

一方、現在上海市国資委が監督する国営企業は47社、79業種に及んでおり、このうち59業種は飲食業など一般業種に属し、また、ある企業は30業種にも係わるなど、国有企業である必要性の低さと資産の分散化による非効率さが指摘されている。

こうした過去の失敗例や現状に基づき、意見書では「開放性」と「市場化」の2大原則をベースに、「大企業化」ではなく「競争力」を改革の重点に置いて経営資産を整理し、3−5年以内に国営企業を30−35社に再編することを提言。

また、国有企業の幹部と行政組織上の身分を明確に区分し、今後企業の幹部が公務員の身分を持つことはなく、年棒は企業の経営状況や目標の達成度に応じて決めるべきであると指摘している。(翻訳・編集/HA)

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