2008年9月14日、海外の中国語ニュースサイト「文学城」は、河北省石家庄市の大手メーカー「三鹿集団」が起こした汚染粉ミルク事件について、「中国経済に与える影響は計り知れない」とするコラムを掲載した。

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コラムではまず、事件に対するライバルメーカーの対応について「不思議なことにどこも沈黙したまま。最低限の抗議があって良さそうなものだ」と指摘、汚染問題が業界全体に広まっている可能性を示唆した。中国国内の消費者は、もはや国産粉ミルク全体に対して強い不信感を抱いており、値段が高くとも安全な海外製を購入する人が増えているという。

コラムは、今回の事件により国内外問わず中国産食品の信用が完全に失墜し、「中国製といえばメラミン」というイメージがすっかり定着してしまったとも述べている。食品だけでなく、中国製品全体に対するダメージも大きい。これにより、中国経済に与える影響は「予想をはるかに超える規模になる」とし、信用回復までには相当な時間が必要だと指摘した。（翻訳・編集/NN）