<続報>被害にあった元実習生が日本での屈辱的な虐待を語る―湖北省

Record China    2008年9月11日(木) 18時53分

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10日、湖北省の中国人女性実習生6人が、山梨県昭和町のクリーニング会社「テクノクリーン」から「虐待」を受けていた事件で、先に強制送還された3人の元実習生が、その実態を語った。写真は国外に出稼ぎに向かう農村部の中国人。

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2008年9月10日、湖北省の中国人女性実習生6人が、山梨県昭和町のクリーニング会社「テクノクリーン」から「虐待」を受けていた事件で、先に強制送還された3人の元実習生が、その実態を語った。長江日報が伝えた。

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3人は05年、他の3人と共に湖北省の人材サービス会社と、埼玉県の「商工振興研究協同組合」に「縫製作業」の研修生として派遣されるという契約を結んだ。ところが同年12月、日本に到着した6人は1か月間日本語の勉強をした後、「テクノクリーン」でクリーニング業務をさせられることに。勤務時間は朝8時半〜夜10時まで、週末の休みもほとんどなし。給料は月に5万円で、残業代は山梨県が定めた最低賃金703円を大きく下回る350円しか支払われなかった。

会社はこの違法な搾取を隠すため、毎年1回の実態調査では食堂を「縫製工場」に仕立て上げ、6人には「残業は月間33時間を超えていない」など口裏を合わせるよう強要。偽の給与明細も作成していた。だが、偶然その「偽の給与明細」を目にした6人は会社に待遇の改善を要求した。ところが8月22日の早朝、就寝中に無理やり車に押し込まれ、成田空港へ連れて行かれそうになった。6人はもみ合いの際、打ち身や擦り傷を負った。

6人は化学薬品などが染み込んだ作業服を長期間にわたって洗っていなかったため、皮膚はボロボロ。ゴム手袋とゴム長靴のせいで、爪白癬(爪の水虫)に悩まされるようにもなった。また、帰国前後から「得体の知れない脅迫電話」を受けるようになったといい、「自分や家族の身の安全が心配だ」と怯えた様子で語っていた。(翻訳・編集/NN)

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