「運動場返せ!」高校生数千人がデモ、警官と衝突し負傷者―河南省周口市

Record China    2008年9月7日(日) 11時58分

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5日、河南省周口市沈丘県で高校の運動場の強制収用に反対した生徒ら数千人が県政府庁舎を取り囲み、放火や投石などの抗議行動を行った。警官隊と衝突し多数の負傷者が出たもよう。写真はデモ現場。

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2008年9月6日、英国「BBCニュースサイト中国語版」は香港の人権団体からの情報として河南省周口市沈丘県で5日、地元高校生数千人が参加したデモ隊と警官隊が衝突し、高校生側に負傷者が約20人出たことを報じた。

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BBCが中国国内のインターネット掲示板やコメント欄の書き込みを調べた結果、8月29日に沈丘第二高等中学校(日本の高校と同じ)の運動場を買い取った開発業者が強制収用に着手。これを阻止しようと同校の生徒数千人が運動場内で「人間の壁」を作って抵抗していたことが判明。

この日から生徒たちは連日授業をボイコットしており、5日には同じく生徒数千人で大通りをデモ行進した。その際、女子生徒2人が公安職員に殴打され負傷。これに怒った生徒らは県政府庁舎を取り囲み、一部生徒らが放火や窓ガラスを割るなどした。県政府は警官隊100人の出動を要請。生徒らを排除する際に20人ほどの負傷者が出たもよう。

県政府庁舎周辺では同日深夜になっても多くの高校生らが残っていたが、県政府の上級職員が「開発業者ともう一度話し合う」と生徒らに約束することで、騒動はおさまったという。取材に応じた地元住民の1人は「生徒らの行動を支持する」と話していた。(翻訳・編集/本郷)

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