2年間の物価上昇、10年来の最大―中国

Record China    2008年9月3日(水) 13時45分

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9月2日、国家統計局が最近2年間の物価上昇の特徴に関する分析を発表した。報告によると、ここ2年間の値上げ幅は10年ぶりに最大となった。写真は8月16日、早朝の生鮮食品割引セールに集まる寧波市民。

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2008年9月2日、中国新聞網が中国信息報からの転電として伝えたところによると、国家統計局が最近2年間の物価上昇の特徴に関する分析を発表した。輸出入のバランス悪化、一部商品の需給関係の不均衡、資本の上昇、構造調整及び流動性の行き過ぎを原因としており、ここ2年間の値上げ幅は10年ぶりに最大となった。

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分析によると、他に、値上げが食品価格と住宅価格に集中していること、その値上げは継続しており、それら以外にも広がっていること、農村での値上げ幅が都市よりも高く、沿海部よりも内陸部の値上げ幅が高いことなどの特徴が見られた。

農産物など原料の価格上昇は抑えがたいものとなっており、結果、直接消費者の手元に届く商品の価格は上昇圧力を受けている。原料の価格調整はさらなる物価上昇をもたらす可能性がある。なお海外からの輸入増加も物価に影響している。

しかし、マクロ経済調整が一定の効果を見せつつある、と報告は記す。市場における物価は徐々に安定を見せており、インフレ抑制に有効な条件が整いつつあるという。物価上昇を受け、ここ3か月の消費者物価指数(CPI)の上げ幅は減りつつある。5月〜7月の上げ幅はそれぞれ7.7%、7.1%、6.4%。4月の8.5%に比べると明らかに下がっている。(翻訳・編集/小坂)

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