中国の環境汚染、責任は先進国に―韓国紙

Record China    2008年8月31日(日) 18時0分

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29日、韓国紙・朝鮮日報は「中国の環境汚染問題、その責任は先進国にあり」とするコラムを掲載した。写真は吉林省の松花江。深刻な水質汚染が問題となっている。

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2008年8月29日、韓国紙・朝鮮日報は「中国の環境汚染問題、その責任は先進国にあり」とのコラムを掲載した。

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中国は「汚染大国」の悪名を与えられ、2002年に世界銀行が発表した世界10大汚染都市のうち6つが中国。06年にはアメリカを抜き世界最大の温室効果ガス排出国になったと伝えられている。

しかし汚染源の工業生産のうち、少なからぬ部分が先進国への輸出品。今年の洞爺湖サミットでは「中国で排出されたCO2のうち4分の1から3分の1が輸出製品生産に伴うもの」との推定が発表された。つまり先進国は中国製品の購入で自国の汚染物質を中国に押しつけているとも言える。こうした「カーボンロンダリング」に対し厳しい目が向けられ、途上国の安価な製品を享受しておきながら環境破壊の責任まで押しつける先進国の態度は「環境帝国主義」だと批判されている。

もちろん環境汚染の最大の責任は中国自身にあることは疑う余地がない。しかし韓国など先進国も中国同様の道をたどってきたことを忘れてはならない。中国を批判する前にこの点を十分承知する必要があろう。(翻訳・編集/KT)

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