万里元副首相、「パパ・ブッシュ」とのテニス外交秘話明かす―中国

Record China    2008年8月31日(日) 20時21分

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30日、中国国務院の万里元副首相はこのほど出版した著書の中で、第41代米大統領ブッシュ(現在のブッシュ米大統領の実父)氏との「テニス外交」の記録などを紹介しているという。写真は8月11日、「秀水街」で買い物を楽しむブッシュ氏。

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2008年8月30日、中国国務院の元副首相で、全国人民代表大会常務委員長など重要なポストを歴任した万里(ワン・リー)氏はこのほど出版した著書「万里のスポーツ、健康への道」の中で、第41代米大統領ジョージ・H・W・ブッシュ(現在の第43代ブッシュ米大統領の実父)氏とのピンポン外交ならぬ「テニス外交」の記録などを紹介しているという。「青年参考」が伝えた。

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ブッシュ氏は1974年、米中連絡事務所長として北京に赴任。スポーツ愛好家だった同氏は、特にサイクリングとテニスを好み、北京在任中は「サイクリング大使」とも呼ばれていた。

一方、万氏は当時、北京の大使館が密集している地区(使館区)の建設を担当しており、各国大使館員との交流の利便を考え、周囲の反対を押し切って国際基準を満たしたテニス場「北京国際クラブテニス館」を建設した。万氏はここでブッシュ氏を含めた多くの外国要人と交流を深めた。

1985年、ブッシュ氏61歳、万氏69歳の時、2人は再び北京でラケットを交えた。当時ブッシュ氏は米国の副大統領。万氏は中共中央政治局委員、中央書記処書記、国務院副首相だった。ダブルスで対戦した2人は、真剣勝負を展開。第1ゲームを落とした万氏は、第2ゲームのペアにダブルスの全国大会優勝経験者を招き、何とか1対1にこぎつけたという。

その後も2人のテニス交流は続けられ、第一線を退いた現在もブッシュ氏が北京を訪れた際には対戦を楽しんでいる。(翻訳・編集/HA)

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