Record China 2017年12月30日(土) 12時10分
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観光で岐阜を訪れた中国人がその時の思い出をつづっている。
日本を観光で訪れた中国人がその時の思い出をつづっている。以下はその内容。
名古屋市から岐阜県の高山までは2時間ほどの道のりだ。車窓から見える雪はどんどん深くなり、見ているうちに気持ちも高まる。
駅からAirbnbで予約した町屋へタクシーで向かった。分かりづらい場所にあり、私が日本語を話せないため、もうだいぶ高齢であろう運転士さんが自分の携帯電話で宿に電話してくれた。細い道を何度も曲がりつつ、ようやくたどり着けた。道を聞いたり買い物をしたりする時、日本では言葉の壁があっても不安に思ったことはまったくない。決まって心の優しい人がいてくれるから。
時間はもう夜9時を過ぎていた。あたりは住宅街で、すっかり静まりかえっていた。気温は氷点下10度。私たち夫婦は外の厳しい寒さを体感してみた。
翌朝、すぐそばに幼稚園を見かけた。先生が見守る中、子どもたちが雪で遊んでいた。子どもたちが1人また1人と次々に転ぶのを、先生たちが順々に起こしてあげているのがほほ笑ましかった。こういう幼稚園があるのをうらやましく思った。
濃飛バスに乗って白川郷へ行った。白川郷に到着すると、まるで童話のような白銀の世界だった。すごい!合掌造りの家が立ち並ぶ村がとても美しい。見る景色すべてが素晴らしかった。白川郷の合掌造りの集落は世界遺産に指定されており、夫もこの上なくうれしそうで、ここは自分にとって楽園のような場所だと言っていた。
シャトルバスで山頂に行くと村全体が見渡せる。たしかに、本当に楽園だ。夫ははしゃいで雪の中を行ったり来たりしていた。私もそうしたかったのだが、車から降りると抱いていた子どもが寝てしまい、かなわなかった。
もう一つ残念だったことがある。合掌造りの集落のライトアップを見逃したことだ。年に数回しかチャンスがないのに。私たちが訪れたちょうど前日と翌日がその日だったのだ。ライトアップのスケジュールは公表されているので、訪れる前によく調べておくべきだというのが私からのアドバイスだ。今回の旅程ではどうしても都合がつかなかった。残念。
コンビニエンスストアで高山の地元の牛乳と飛騨牛の肉まんを買った。その場で食べると、どちらも格別のおいしさだった。合掌造りの集落にあるお店で特産のおそばを食べ、高山へ戻るバスに乗り込んだ。(翻訳・編集/岡田)
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