<中華経済>日産とトヨタがSUVを現地生産へ、日系勢のシェア争いに―中国

Record China    2008年8月27日(水) 15時34分

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27日、日産とトヨタの日系自動車メーカー2社が、中国でSUV(スポーツ多目的車)の現地生産に乗り出す。中国のSUV市場はホンダの「CR-V」に席巻されており、2社はその巻き返しを図りたい考え。日系勢による三つ巴のシェア争いが過熱しそうだ。

2008年8月27日、27日付毎日経済新聞によると、日産トヨタの日系自動車メーカー2社が、中国でSUV(スポーツ多目的車)の現地生産に乗り出す。中国のSUV市場はホンダの「CR-V」に席巻されており、2社はその巻き返しを図りたい考え。日系勢による三つ巴のシェア争いが過熱しそうだ。

日産の中国での合弁会社である東風日産は広州花都工場で「エクストレイル」の生産に向け準備中。生産開始時期について同社関係者は、「準備はすでにほぼ整っているが、08年は自動車市場が低迷していることから、発売時期をややずらすつもりだ」と述べた。またトヨタが出資する一汽トヨタの関係者もこのほど、「RAV4」の現地生産車を09年3月をめどに発売する計画を明らかにした。

中国政府は先ごろ、省エネルギーと環境汚染防止を目的に、9月から大型車の消費税率を引き上げると発表したばかり。大排気量車の生産・販売環境が厳しくなるなか、2社がSUVの現地生産に乗り出す背景には、SUV市場の回復がある。SUVの販売台数は04年にマイナス成長となり、日産では当初計画していた「エクストレイル」の現地生産を棚上げした。ただ06年、07年は年間50%以上の伸びで販売が回復し、現在は04年に現地生産を始めた「CR-V」が一人勝ちの状態にある。(翻訳・編集/HI)

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