2008年8月26日、「新華網」の報道によると、今年7月1日に発生した「刃物男」による警察署襲撃事件の初公判が26日に開廷されるが、担当弁護士の「資質」に問題があるという。

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警察官6人が犠牲になった本案件の動機についてはまだ明らかでないが、社会的な影響の大きさから公判の行方が注目されている。

一方、本件では選任された弁護士に関していくつか問題があるという。

楊佳（ヤン・ジア）容疑者の父親が7月15日、弁護士を選任しようとしたところ、楊容疑者は拒否し、「母親の選んだ弁護士のみ受け入れる」と表明。しかし母親は事件直後から行方不明に。17日には親族が捜索願を提出していた。

こうした中、楊容疑者は謝有明（シエ・ヨウミン）弁護士を選定。関係者は、事件直後から容疑者母子に接触していた謝弁護士が母親の行方不明となんらかの関係があるのではとの疑いを持っているという。

さらに、謝弁護士は被害を受けた警察や捜査を担当する公安機関の上部組織・上海閘北区政府の顧問弁護士であるため、同業の弁護士からは「引き受けるべきではない」との指摘がされている。

また、謝弁護士は事件直後、メディアに対し「彼は精神上の異常はない。恐らく死刑になろう」などと語り、弁護士としての職業道徳に大きく違反していたという。

こうした言動に、弁護士仲間だけでなく検察官からも「弁護士としては慎むべきだ」との批判の声が上がっている。（翻訳・編集/HA）