2008年8月22日、英国ニューキャッスル市で中国人留学生の男女2人が殺害された事件で、英国警察は犯人逮捕につながる有力情報の提供者に5000ポンド(約102万円)の懸賞金を支払う方針を明らかにした。同日付で中国新聞社（電子版）が伝えた。

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同事件は今月9日、ニューキャッスル市内のアパートで、中国人留学生の楊振興（ヤン・ジェンシン）さんと交際相手の女性・周茜（ジョウ・シー）さんが無残な他殺体となって発見された事件。2人はニューキャッスル大学の卒業生で、いずれも25歳。

警察当局は22日、ロンドンで記者会見を開き、「ニューキャッスルと英国全土のチャイナタウンの協力が得られることが極めて重要」と強調。中国語（普通語・広東語）に対応したホットラインのほか、専用の電子メールボックスを増やす意向を明らかにし、中国人に情報提供を呼びかけた。当局によると現場検証はすでに済んでおり、遺留品100点や物証を押さえているという。現在、現場付近の監視カメラの映像を分析するとともに、アパートに残されたパソコンや携帯電話などから犯行時刻の絞り込みを進めている。

ある報道によると、殺害された2人はネット賭博や証書偽造などの違法行為に関わっていた可能性が高いとみられており、当局は「大きな犯罪に関わっていたかは判らない」としながらも、「こうした違法行為に関連があると考えている」との見方を示した。（翻訳・編集/SN）