Record China 2006年8月30日(水) 13時52分
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青いバナナに化学薬品を散布し、均一な黄色いバナナを作る。
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2006年8月25日、湖北(こほく)省武漢(ぶかん)市の市場に並べられているバナナは、すべて見た目がきれいだ。なぜそうなのかという理由を誰も知らなかったが、このたび武漢市のマスメディアがそれを明らかにした。市販のバナナはきれいな黄色をしているが、それはもともと緑だったバナナに化学薬品を撒いた上で、果実を熟成させたものである。 漢陽亀山(グイサン)防空壕の中には、広東(かんとん)省高州(ガオシュウ)から来ているバナナの卸売り業者28人がおり、毎月2万?ぐらいのバナナを漢口の果物市場に供給している。蛇山の防空壕の中にも8人の経営者がいて、彼らは毎月30万?のバナナを武昌地区に供給している。バナナを広東から仕入れた時はまだ熟れておらず、青く硬くてまったく食べることができない。そのまま武漢市に運んできて、果実を熟成させるという方法をとっている。蛇山の防空壕の中で、ある女性は化学薬剤エテホンの蓋を開け、水で薄めてバナナに吹きかけた。それから薄いビニールで表面を覆う。何日か経過するとバナナは黄色になり、柔らかくなる。どうしてバナナを自然に熟成させないのかと聞くと、経営者はこう言った。「もしバナナが熟してしまったら、長距離輸送ができない。しかもその熟成時期も房ごとに異なり、統一することは不可能だ。色がばらばらだと売れ行きも落ちる。化学薬品で熟成させる方法が一番よい」と説明。しかし調査によると、この方法で熟成させたバナナは見たところとても美しいが、食べてみると甘さが足りない。さらに2、3日保存すると皮が変色して臭くなる。専門家の説明によると、エテホンの毒性はそれほど高くはないが、人の大脳と肝臓に有害だという。バナナを食べる前に、水に10分ほど浸すのがよいとも教えてくれた。
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