Record China 2008年8月20日(水) 1時55分
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19日付け報道によると、60年前に中国を飛び立ちアメリカに向かい、アラスカで墜落した飛行機の乗客のうち1人の身元をアメリカの研究者が9年の歳月をかけ、明らかにしたという。資料写真。
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2008年8月19日付け新華社の報道によると、60年前に中国を飛び立ちアメリカに向かい、アラスカで墜落した飛行機の乗客のうち1名の身元をアメリカの研究者が明らかにした。計9年の歳月がかかった。17日付けAP通信によると、その人物は中国に向け燃料タンクを輸送し、帰途についたアメリカのビジネスマン、フランシス・ヨゼフ・ファンサント氏(当時36歳)。
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1999年、二人のパイロットがアラスカで当時のものと思われる、いくつかの遺体を発見。死者の身元確認はこの時から始まったが、遺体の損傷は激しく、ファンサント氏の身元確定に使われた腕も、指紋がはっきりとは残されておらず、DNA鑑定も難しい状況だった。
2006年、アメリカ検死センターのDNA鑑定専門家が新技術からファンサント氏のDNAを取り出すことに成功したが、同一のDNAを見つけることができなかった。しかし、ジョージ・ワシントン大学のロビンソン教授は先進技術の導入により、指紋の採取に成功。多くの学者の援助を受け、ヴァージニア州の海洋センターで一致する指紋を発見し、死者の身元を確定した。
60年前に墜落した航空機はノースウェスト4422便。アラスカの氷河地帯で墜落し、30人が行方不明。当時、大量の金を輸送していたと報道され注目された。(翻訳・編集/小坂)
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