<北京五輪>棄権した劉翔選手のコーチが記者会見で号泣、「想像を絶する痛みだった」―中国

Record China    2008年8月18日(月) 19時32分

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18日、世界中が固唾を呑んで注目していた男子110m障害で、まさかの棄権をした中国の劉翔選手。孫海平コーチは記者会見で号泣しながら、劉選手の棄権理由を説明した。

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2008年8月18日、北京五輪陸上男子110m障害1次予選でまさかの棄権をした中国の劉翔(リウ・シアン)選手。金メダル確実といわれ、国民の期待が最も高い「英雄」の走りを見ようと国家体育場「鳥の巣」に詰めかけた観衆からは、失意と落胆の声が。その後の緊急記者会見で孫海平(スン・ハイピン)コーチは、劉選手の棄権理由について涙を流しながら説明した。「人民網」が伝えた。

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孫コーチによると、劉選手の棄権理由は「かかとの骨の異常」によるものだという。「いつの頃からは定かではないが、6〜7年前から痛みはあった」と話し、「劉選手の両足の踵骨は他の人よりも長く突き出ており、走ることで骨が磨耗し炎症する。これを繰り返してきたためだ」と説明。

だが、記者から「親子同然の関係である劉選手の故障棄権について、個人的にどう思うか?」と質問されると、孫コーチは顔を両手で覆って号泣。「今日の試合前にも3人の医者に診てもらったが、そのときも彼は痛みをこらえて震えていた」とようやく話した。馮樹勇(フォン・シューヨン)副監督も「1回走るたびに激痛に耐えていた劉選手をずっと見てきた。彼の痛がる様子は皆さんには想像できないと思う」とつけ加えた。(翻訳・編集/本郷)

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