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<点描・北京五輪>朝倉浩之の眼・五輪サッカー中国「誰が責任を取るのか」

Record China    2008年8月13日(水) 17時18分

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北京五輪サッカーは10日、1次リーグ2戦目が各地で行われた。C組の中国は秦皇島でベルギーに0−2で破れ、これで最後にブラジル戦を残した状態で勝ち点1。早くも決勝トーナメント進出は絶望的となった。

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北京五輪サッカーは10日、1次リーグ2戦目が各地で行われた。C組の中国は秦皇島でベルギーに0−2で破れ、これで最後にブラジル戦を残した状態で勝ち点1。早くも決勝トーナメント進出は絶望的となった。

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実質的に指揮権をもつ殷鉄生ヘッドコーチは次のブラジル戦について「世界最高水準の学習の機会」と語り、すでに諦めモードが漂っている。ただそれでも、オリンピック代表は一国のスポーツシーンを背負って立つチーム。「次」のために、今度こそ高い運動能力を持つ選手たちの「本当の姿」を見せてほしいと思う。

ただ、やはり疑問に思うのは、今回の五輪代表の結果について、「誰が責任を取るのか」そして「どう結論付けるのか」である。ドゥイコビッチという外国人監督を招き、相当の費用と手間をかけて、チームを強化してきた。その上での今回の結果をどう位置づけるのか。現場で指揮をとった殷鉄生ヘッドコーチか…実質的に指揮権を奪われたドゥイコビッチ氏か…それともサッカーファンの非難が集まっている中国サッカー協会か。やはり、戦った選手たち全員に責任があったと片付けるのか。

前回、このブログで「中国サッカーは末期症状」とのコラムを掲載し、それが中国語に翻訳され、中国メディアを中心に大きな反響を受けた。賛否両論入り混じり、中国国内で多くの賛否をいただいたが、私がその記事で一番問題にしたかったのは、まさに今このときのことだ。

様々な要因が重なって、指導者を変えざるを得なくなったことはやむを得ないが非常に残念だ。なぜなら、中国サッカーのすぐ先の未来を担う選手たちの強化方針、五輪に向けて行ってきた取り組みが正しかったのか、誤っていたのかを検証する機会を失ってしまったからだ。誤っていたとしたら、何が足りないのか、どのような方向性ならば良かったのか。それをはっきりと結論付ける機会を失ったのだと思う。

もし、最後までドゥイコビッチが先頭に立っていたとしたら、たとえ同じ結果であったとしても、まず単純にファンはドゥイコビッチに責任を問うて、ある意味「溜飲を下げる」だろう。ドゥイコビッチの戦略と選手起用、サッカー協会の強化策に何らかの問題があったことがはっきり明確となり、これを分析して、次の4年間、次のW杯に向かうことができる。

そして、近視眼的に五輪とW杯を見てきたことを反省し、中国サッカーを「草の根」から変えていかなければならないことを実感するだろう。一部の省では始まっている「各年代に応じた強化と明確な指針」が必要であることを痛感するはずだ。

だが、試合が終わった後、(まだ望みがなくなってはいないとはいえ)なぜか、中国サッカーについてすっきりとしないのはなぜだろう。正しかったこと、誤っていたことを反省する機会が失われ、全てがあいまいなまま、試合が終わってしまったという感じがしてならない。

だが、それでも高い潜在能力を感じさせる中国サッカーが日本と並んでアジアサッカーを引っ張っていくのを望む気持ちは変わらない。今回の敗戦から、何を学ぶか、どう変わっていけばいいのか…中国サッカーファンは「次」に希望を持って、決して見捨てず、見守っていってほしいと思う。

<注:この文章は筆者の承諾を得て個人ブログから転載したものです>

■筆者プロフィール:朝倉浩之

奈良県出身。同志社大学卒業後、民放テレビ局に入社。スポーツをメインにキャスター、ディレクターとしてスポーツ・ニュース・ドキュメンタリー等の制作・取材に関わる。現在は中国にわたり、中国スポーツの取材、執筆を行いつつ、北京の「今」をレポートする中国国際放送などの各種ラジオ番組などにも出演している。

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