2008年8月10日、北京五輪女子3メートルシンクロ板飛び込みで優勝し、3枚目の金メダルを獲得した「飛び込み女王」郭晶晶（グオ・チンチン）選手。「金で当然」と国民の大きな期待を背負ったプレッシャーは相当のものだっただろうが、それを支えたのが青年実業家の恋人、ケネス・フォク（霍啓剛）氏の存在である。試合当日は、こっそりと隠れるように応援席に座っていたと網易体育が報じた。試合後、フォク氏は「恋人が祖国で金メダルを獲得した姿を見て、とても嬉しかった。ソロの試合でも金メダルを取ってくれることを期待している」と興奮した様子で語っている。

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04年より交際が伝えられているフォク氏は、郭選手より1歳年上、今年28歳の香港人青年実業家。祖父は有名な資産家で全国政治協商会議副主席も務めたヘンリー・フォク(霍英東)氏、父親のティモシー・フォク(霍震霆)氏は香港の立法会議員という筋金入りのお坊ちゃま。

幼少より成績優秀、英・オックスフォード大学で経済学を専攻し、その後世界最大級の投資銀行・ゴールドマンサックスでアナリストを務める。香港に帰国したあと02年、家業を継がずに友人と香港でコンサルティング会社・MINTを設立。新進気鋭の実業家として活躍している。

そんな男性を世の女性が放っておくはずもなく、ケネスは名うてのプレイボーイとしても有名である。全国にスポーツ用品を展開する実業家・盧潤森氏の娘であるジョリー・ロー(盧恬兒)を皮切りに、数々の女性と浮名を流す。最終的には、米売買で財を成した資産家・呂明才氏のひ孫である呂慶欣(ロイ・ヒンヤン)と交際中、運命の相手・郭晶晶(グオ・チンチン)選手に出会う。度重なる猛アタックの末、彼女を手に入れてからはお遊びのほうもすっかり控え、別人のように一途に郭選手に尽くしているという。彼女にとっては財産もタップリ、愛情も注いでくれる理想的なパートナーなのである。

●霍啓剛(ケネス・フォク)

1979年7月2日生まれ、香港出身の実業家。香港の高校をオールAの成績で卒業し、毎年100人しか入学できないというオックスフォード大学ペンブローク・カレッジで経済学を専攻。02年に帰国してからはコンサルティング会社・MINTを設立し、中国企業の海外進出や、外国企業による中国投資のコンサルティングに携わっている。(翻訳・編集/愛玉)