Record China 2017年12月4日(月) 13時20分
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1日、韓国で一人暮らし世帯の増加などに伴いコンビニエンスストアの弁当が人気を集めているが、その弁当が作られる現場のずさんな衛生管理実態がこのほど明らかになった。写真はソウル・明洞。
2017年12月1日、韓国で一人暮らし世帯の増加などに伴いコンビニエンスストアの弁当が人気を集めているが、その弁当が作られる現場のずさんな衛生管理実態がこのほど明らかになった。韓国・ヘラルド経済が伝えた。
韓国食品医薬品安全処は同日、今年10月23日から11月17日までコンビニ弁当製造会社などに食材などを供給する食品メーカー82カ所を点検した結果、11カ所に問題が見つかり行政措置を取ったことを明らかにした。
点検は、「一人暮らし世帯増加により需要が増えている弁当製品などの安全管理の強化」を目的に行われた。
主な違反内容は「衛生的取り扱い基準違反(7カ所)」「自社品質検査の未実施(2カ所)」「保存基準違反(1カ所)」「品目製造報告の未実施(1カ所)」。このうち塩漬け食品を製造・販売するメーカーは、昨年1〜11月にかけ、半年ごとに行うべき自社品質検査を1回も実施していなかったという。また作業場内のクモの巣や作業器具のカビを放置したほか、防虫網が破れたまま放置していたために、食材が虫やネズミに汚染される危険があったメーカーも見つかった。
食薬処の関係者は調査結果を受け、「一人暮らし世帯の増加による生活パターンや食習慣の変化に合わせ、コンビニ弁当のように国民が普段から多く消費する食品の安全管理をより強化したい」としている。
衛生管理の驚くべき実態に、韓国のネットユーザーからは「これはひど過ぎる。作ってる本人たちは食べないんだろうね」「げえっ。安い理由はこれだったの?」「つまり細菌の塊を食べてたということか。どうりでコンビニ弁当を食べるとお腹が痛くなったわけだ」など悲鳴にも似た声が上がっている。
また「メーカー名を公表して。そうすれば会社も実質的な被害に遭うから衛生に神経を使うようになるはず」「すぐ廃業にすべき。関連法を強化しよう」といった声も。
またこれを機に「手作り」の良さを見直し、「面倒でも家のご飯が最高」「これでお母さんのご飯の良さが分かった?家族の口に合って、健康にもいいものを作るのは大変なことなんだよ」などのコメントも寄せられた。(翻訳・編集/松村)
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